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『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

STORY


宇宙の果てで1つの惑星を破壊した強大なエネルギーが彗星のような閃光となって地球に飛来し、様々な異常現象を引き起こす。日本の駿河湾は一瞬にして凍結。エジプトでは雪が降り、LAは大停電となった。
 しかし新聞1面の話題はF4のリーダーである「Mr.ファンタスティック(伸び縮み人間)」ことリード・リチャーズ博士(ヨアン・グリフィズ)と「インブジブル・ウーマン(透明人間&念動力者)」ことスー・ストーム博士(ジェシカ・アルバ)の間近に迫った結婚式について、だった。
スーの弟であり「ヒューマントーチ(炎の塊になり、空を高速で飛ぶ)」と呼ばれるパイロットのジョニー(クリス・エヴァンス)と、同じくパイロットでリード博士の親友だったが「ザ・シング(全身が岩のように頑丈で怪力)」ことベン(マイケル・チクリス)を合わせた彼ら4人は、宇宙空間での実験中に特殊な放射線を浴びて身体に異変を生じたのである。かつてNYを襲った危機から人々 を救った事から現在は「F4(ファンタスティック・フォー)」と呼ばれ、世界の有名人となっていた・・・・
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解説


元々は科学者や宇宙船のパイロットだった5人の男女が衛星軌道上での実験中、特殊な天体より放出された謎の宇宙線に遭遇。その作用によってそれぞれが異なる能力を身につけた「超人」に変身し、肉体や精神、生活環境の劇的な変化に戸惑い、悩む。
そんな中、4人は人類の平和を守るためのユニット「F4(ファンタスティック・フォー)」を結成したが、残る一人は究極の悪「Dr.ドゥーム」に変化。彼らの激突によってNYに迫った未曾有の危機を描いたのが映画化第1作『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』(2005年)だった。
これらのユニークなキャラクターを世に送り出したのはアメコミの1大ビッグネーム、マーベル・コミックス(MARVEL COMICS)。そして「スパイダーマン」より も長い歴史を誇り、「X-MEN」に先駆けて“集団ヒーローもの”のスタイルを定着させた名作として知られているのが、この「F4」というわけだ。映画化第2弾となった本作『ファンタスティック・フォー/銀河の危機』は2007年6月に全米公開され、それまでTOPを独走していた『パイレーツ・オブ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を押し退けて興行収入No.1を記録した。


『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

ところで「特撮」はもはや、映画の売り文句にはならないと言葉ではないだろうか? ミニチュアもCGも、もうこれ以上ない位進歩している現在なのだから、それだけでは観客を呼び込む要素としては弱い。
特に本作では「Mr.ファンタスティック」のゴム人間、リード博士の描写は「バカバカしさ感」満点。かえって爆笑を誘うような非現実的でややチープなものが多く、他の作品と比べても驚く程のものは特にない。スター俳優に関する情報も、各種のゴシップを含めてインターネットでリアルに配信される。もはや映像の中では何が起ころうとも、人々は驚かない時代なのである。


そんな中でこの『F4/銀河の危機』が全米1位を獲得した魅力はどこにあるのだろう?


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「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」
CAST
●ヨアン・グリフィズ
●ジェシカ・アルバ
●クリス・エヴァンス
●マイケル・チクリス
●ジュリアン・マクマホン
●ケリー・ワシントン
●アンドレ・ブラウアー
●ローレンス・フィッシュバーン

STAFF
●監督:ティム・ストーリー

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