生体に恐るべき突然変異をもたらす悪魔の生物兵器「T-ウィルス」が、軍需産業アンブレラ社の地下研究施設「ハイヴ」から漏洩するという、あの恐ろしい出来事から3年が経過していた。
世界中の都市はアンデッド(ゾンビ)化した人々で溢れかえり、凶暴なゲルベロス(ゾンビ犬)が駆け回っている。その他のあらゆる動物、植物もT-ウィルスに感染し、いまや地上のほぼ95%が死の砂漠となりつつあった。これまでの惨事を辛くも生き残ったカルロス・オリヴェイラ(オデット・フェール)やクレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)らは、僅かに生き残った数十人の人々と共に、車団で移動しながらの放浪生活を送っている。しかし燃料や食料も底をついた今、人々は希望を失いかけていた。映画の詳細はこちら
私にとって『バイオハザード』シリーズは思い出深い作品である。1作目『バイオハザード』、2作目の『バイオハザード?U/アポカリプス』、その両方で劇場公開時にはパンフレットの銃器解説を書かせてもらった。
特に1作目に関しては後に発売されたDVDの特典メニューにもその原稿が使用されている他、主演女優ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督(※『〜?U』と『〜?V』では製作と脚本)の来日プロモーション時には特殊部隊「STARS」に扮してデモンストレーションも行った。すなわち私が教官となって部下である4人の若者(※当時の配給、宣伝会社の新入社員たち)に銃器取り扱いやSWATに相応しいムーヴメントの訓練を施し、デモンストレーシ
ョンの振り付けや段取りを考えたのである。
そして私自身も隊長として4人を率い、フル装備のSWAT衣装(※東京ファントム様提供)に身を包み、当時発売されたばかりだった電動ガンのMP5 R.A.S.(東京マルイ様提供)を手に、都内で行われたマスコミ記者会見の際のちょっとしたアトラクションを披露したのである。その時の模様はスポーツ各紙面や雑誌の誌面にも数多く登場し、我々の姿もたくさん写った。