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パンズ・ラビリンス

PAN’S LABYRINTH
パンズ・ラビリンス 1944年のスペイン。フランコ独裁政権の弾圧に対抗し、山間部のゲリラたちはいまだ激しい抵抗戦を繰り広げていた。
おとぎ話が大好きな少女オフェリア(イバナ・バケロ)は臨月の母親カルメン(アリアドナ・ヒル)と共にその山間部に向かっていた。仕立て屋だった父を内戦で亡くした後、その山間部の駐屯地を指揮する将校、ビダル大尉(セルジ・ロペス)の元に母が身を寄せ、再婚したからだった。
大尉の子を身籠って以来、母はひどく体調を崩していた。小休止のために車が停まった時、オフェリアは山道脇にあった石像を見つける。オフェリアが落ちていた破片を元の位置に戻すと、大きな昆虫が飛び出した。“妖精に会った”と信じるオフェリア。

義父であるビダル大尉は母の体調よりもお腹の中育つ自分の子だけを心配している、とオフェリアには思えた。事実、大尉は無実の農夫親子をゲリラと決め付けて惨殺するような男だった。しかし小間使いのメルセデス(マリベル・ベルドゥ)はオフェリアに優しく、すぐに打ち解ける。だがその夜、オフェリアはメルセデスが母の主治医と密談している様子を目撃してしまう。彼らは密かに軍内部の情報や物資を横流しし、ゲリラを支援していたのだ。

夜更け、母の横で休むオフェリアのもとに、昼間の昆虫が現れた。オフェリアの眼前で妖精に姿を変えた昆虫は、家の庭の奥にある迷宮へと彼女を導く。それは太古からこの地にあったものだという。迷宮の奥でオフェリアを待っていたのはヤギの頭と身体、2本足で歩き、話す牧神=パン(ダグ・ジョーンズ)だった。

パンが言うには、オフェリアは地底に存在した魔法の王国のプリンセス、モアナ姫の生まれ変わりに違いないという。満月の夜までに「3つの試練」を乗り越えられれば、本当の両親が待つ魔法の国に帰れるというのだ。「道を標す本」をオフェリアに手渡し、パンは去った。

気が付くと部屋に戻っていたオフェリア。翌朝になって半信半疑ながらも左肩を鏡に映すと、パンが言っていた「プリンセスの証」である、三日月形の痣が確かにある。さらに例の本を開くと、何も書いていない真っ白のページには古めかしい文字や絵が鮮やかに浮かび上がるのだった。

こうしている間にもビダル大尉率いる駐屯地の軍人たちとゲリラの衝突は激しさ、残虐さを増す。そして母はどんどん弱っている。メルセデスや医師たちも心配でならない。ありのままの現実は、空想好きな少女が生きるには辛すぎた
。 オフェリアはパンを信じ、迷宮のさらに奥深くへの冒険を開始する……。


監督・脚本・製作:ギレルモ・デル・トロ
製作:アルフォンソ・キュアロン
出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ、アリアドナ・ヒル
2006年/スペイン・メキシコ合作/1時間59分/原題:『PAN’S LABYRINTH』
提供:CKエンタテインメント、アミューズソフトエンタテインメント
後援:スペイン大使館
配給:CKエンタテインメント

10月6日(土)より
恵比寿ガーデンシネマ 他にて


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©2006 ESTUDIOS PICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJ
※2007年9月付けの情報です。


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