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『ボーン・アルティメイタム』

『ボーン・アルティメイタム』

STORY


モスクワ、パリ、マドリード、タンジール・・・、次々と送りこまれる暗殺者との壮絶なチェイスを繰り広げ、最終目的地へと向かうジェイソン・ボーン。CIAで策謀を企み、全てを奪った奴等に“最後通告=アルティメイタム”を叩きつけるために! しかし、ボーンの背後では、すべてを闇に葬るため、<ドレッドストーン>のアップグレード版である新たな計画<ブラックブライアー>が極秘に進行していたのだ。この陰謀を企てた黒幕とは? そしてジェイソン・ボーンの「正体」とは? ついに驚愕の真実が明らかになる!
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解説


初の★★★★★作品に輝いた『グッド・シェパード』でも抜群に光っていたマット・デイモン主演作、“ジェイソン・ボーン・シリーズ”の最新作にして最終章がこの『ボーン・アルティメイタム』だ。 原作はロバート・ラドラムによる大ベストセラー・スパイ小説。これを映画化にふさわしくスピーディに翻案したアクション・エンターテインメントとして、前2作も大ヒットしている。実際にCIAが過去に何度も画策し、実施していると言われる暗殺者養成のための洗脳プロジェクト(もちろん公式には認めていない)を題材にしているショッキングな内容。『グッド・シェパード』ではCIA創成期にその中枢にいた人物を演じたマット・デイモンが、本作では<トレッドストーン計画>という作戦で「消耗品」として扱われた末端のエージェントに扮している、というのも皮肉だし、またユーモアを感じるのは私だけだろうか?


さて、殺し屋として“最高傑作”であるボーンだが、とにかく強い! めっぽう強い! しかし「007」ことジェームズ・ボンドと違ってジェイソン・ボーンには秘密兵器など一切ないどころか組織のバックアップもなく、孤立無援。そして自ら進んで敵を殺すこともない。記憶をなくしたまま不穏な現代に放り 出され、恐るべき謀略に巻き込まれながらも闇の中の真実を探し求める孤独な青年なのだ。そして恋愛には非常にオクテでもある。そんな、現代の若者の多くが抱える心理状態を一見ヌボーッとどこか不器用に、しかし見ているうちにだんだん魅了され、やがては深い共感を呼び起こさせる演技はマット・デイモンならではの持ち味。彼あってこそシリーズは無事に第3作を迎えることが出来たといえよう。


2002年の『ボーン・アイデンティティー』、2004年の『〜スプレマシー』は右肩上がりの興行的成功を収め、そして今夏8月3日に全米で封切られた『〜アルティメイタム』は、これらを遥かに上回る驚異的な大ヒットを記録。オープニング3日間で興収6,928万ドルを叩き出し、8月公開作品の歴代新記録を更新したという。また著名な経済誌「フォーブス」がハリウッド・スターの出演料あたりの興収ランキングを発表し、マット・デイモンを「ギャラの割には稼ぐ俳優」の第1位に選定したことも話題になったという。



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「ボーン・アルティメイタム」

STAFF
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、ジョアン・アレン、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、アルバート・フィニー
2007年/アメリカ映画/1時間55分
原作:ロバート・ラドラム『最後の暗殺者』(角川文庫刊)
原題:『THE BOURNE ULTIMATUM』
ユニバーサル映画/配給:東宝東和

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